白髪、嫌ですよね・・・
見えるだけで気分が萎えますし老けた印象になってしまいます。
そんな時に役に立つのがカラートリートメント
カラートリートメントは家で手軽に白髪を染めることができて髪も痛まないで美容院にいかなくても染めることができる優れものです。
お客様でも使っている人もいますし、手軽に美容院よりも安く染めることができるのでお客様におすすめすることも有ります。
特に利尻白髪染めトリートメントは
- 白髪の染まり具合
- コスパ
- トリートメントとしての性能
どれをとってもわたし的にもNo.1のカラートリートメントです。
でもその一面で不安な面も・・・
利尻白髪染めトリートメント 緑?
白髪染めをするためのトリートメントで緑になったら困りますよね。
そのカラトリをずっとやる分には問題ないんですけどね、物に因っては暗めの色味だと髪の毛に残っちゃうんで、サロンで明るめにするのが難しくなる可能性があるのです……
以前お客さんにカラトリしてることを申告してもらえず、普通に白髪染めやったら、カラー剤と反応したのか、緑になったことが💦— たすく@白赤 (@88tsk88) March 18, 2019
数は少ないですがこんなツイートもあります。

ってことで検証してみました!
とは言ってもお客様で髪を緑にする実験をするわけにはいかないので実の祖母の髪を使って検証をしました。
- 合わせてどうして緑色になってしまうの?
- もし緑色になったらどうしよう?
ってところまでご説明します。
この記事の内容
まずは利尻カラートリートメントをおばあちゃんに使ってもらった
ということで噂の真相を検証するために
2週間毎日利尻カラートリートメントを使ってもらいました。
おばあちゃんの髪は
- 白髪率80%くらい
- 髪は少し細め、くせは無し
- ショートヘア
- 月に1回パーマ
- 月に1回白髪染めをしている
という感じ。少しおしゃれなごく一般的なおばあちゃんです。
2週間後。
これカラーする意味あるのかな?ってくらい染まっています。さすが利尻カラートリートメント。評価通りの実力です。
ただこれは実験なのでいつも通りかカラー・パーマをしてみます。
パーマとカラーをした結果・・・
結果は緑色になりませんでした。
パーマをしてもカラーをしても綺麗な髪の色は変わりません。
確かにパーマをすると多少カラートリートメントの色素は落ちますがその後にカラーをすれば色味的にも全然変化はありませんでした。
むしろカラートリートメントの効果なのか白髪も初めから染まっていましたし、これからはカラーをしなくても良いと言う結果になりました。

ではなんで髪が緑になぜ緑になるのかを解説していきます。
利尻カラートリートメントを使ってから美容院に行くとなぜ髪が緑になるの?
まず結論からいうと利尻カラートリートメントを使っただけでは髪は緑色にはなりません。
カラートリートメントにも色味があり、利尻カラートリートメントには緑色になるような色素は含まれていません。
たまにある
「カラートリートメントを使ったら髪が緑色になった」
「カラートリートメント使用中に美容院でカラーをしたら髪が緑色になった」
などの噂は利尻カラートリートメントが原因ではなく他のカラートリートメントが原因になっています。おそらく
- 他のカラートリートメントも併用していた
- 同じ昆布系の成分を配合していたことから利尻カラートリートメントと勘違いしてしまった
利尻カラートリートメントは売り上げが日本一のカラートリートメントなので色々風評被害もあるようです。
髪が緑色になってしまうのは3つ原因があり
- 銀塩系のカラートリートメントを使用していた
- パーマでカラーが落ちて青色の色素だけ残ってしまう
- 髪質が緑色になりやすい髪質
が挙げられます。
①銀塩系のカラートリートメントを使用していた
これが1番大きな原因・・・ほぼほぼこの銀塩系のカラートリートメントが原因といっても過言ではありません。
銀塩系?というとわかりづらくなってしまいますが、
「光で染まるトリートメント」
使い方はカラートリートメントと同じなのですが、中身の配合は全く違い、
「酢酸鉛」や「硝酸銀」などの成分が配合されています。
原理としてはモノクロ写真と同じ原理で
さらに詳しく
硫酸銀入りのクリームを髪に塗り光が当たると、銀イオンが分解され、金属の銀が取り出されます。
↓
銀が取り出されると同時に、銀は黒く変色
↓
黒くなった銀が髪の表面に強力にくっつく
↓
銀は髪の内部には浸透せずまるで白髪が染まったように見える
ようは髪は染まっていないけど光の反射で黒く染まったように見せています。
これだけならまだ良いのですが、
銀はジアミンなどの酸化染料と反応すると緑に変色する作用を持っておりそのせいで髪が緑になってしまいます。
これは髪のなかに浸透した「銀」が化学反応を起こしているので銀を取り除かない限りは緑色を取り除くことはできません。
近年、酢酸鉛や硝酸銀を用いた新しいタイプのヘアカラーが販売されているが、一部の製品には安全性に問題があるとされ、厚生労働省から通知が出されている。引用:wikipedia
ウィキペディアでも取り上げられています。
注意
- 硝酸銀
- 酢酸鉛
- 硫酸銀
- 硝酸塩
などの表記が裏面に書かれていたら要注意です。
②パーマでカラーが落ちて青色の色素だけ残ってしまう
パーマの薬剤はカラーの色素を落としてしまう効果があります。
色にはメインとなる原色が3種類あり
- 赤
- 黄
- 青
とありこれらの色が混ざり合って色ができています。

色は
青→赤→黄
の順に抜けていきます。
ですが稀に例外があり、青の色味が残ってしまうこともあります。すると赤の色素が抜けて
青+黄
となり髪が緑になってしまうことがあります。
③髪質が緑色になりやすい髪質
これが1番珍しい例になってしまいますが、稀に髪が緑色になりやすい髪も存在します。
髪の中にはユーメラニン・フェオメラニンと2種類あり
- ユーメラニン→赤
- フェオメラニン→黄
と色が分かれています。髪を染める場合はまず脱色の作業をしていくのですがまずはユーメラニンから分解されていきます。
日本人は圧倒的にユーメラニンが多く赤色の色素が残りやすいので髪を染めてもブラウン味が残りやすいです。
ですが、稀にユーメラニンをあまり持っていない方もいらっしゃいます。
その方はユーメラニンはすぐに分解されてしまい髪が黄色になりやすく、青味成分の強いカラートリートメントを使うと
黄+青=緑
となってしまい髪が緑色になってしまいます。
もし銀塩系のカラートリートメントを使って髪が緑になった時の解決策
銀塩系のカラートメントは髪の内部に銀が入り混んでいるので緑色になってしまったら普通のカラーで色を戻すことができずにより緑が増してしまいます。
いくら頑張って普通のカラーで色を戻そうとしてもただ髪が痛んでより緑色になってしまいます。
銀塩系のカラートリートメントを使って髪が緑色になってしまった時の解決策をご紹介します。

赤色のマニキュアをする
マニキュアは普通のカラーとは違い、脱色をせずに髪の表面に色味を入れることができます。
絵の具とほぼ同じだと考えても大丈夫です。
なんで赤?と思われてしまいますが。
赤色は色の特性上緑色とは反対の色味になっており、緑色を打ち消す効果があります。

伸びてくるのを待つ・・・
これは解決策にはなっていませんが、たくさん色味を重ねてしまうと、後々カラーチェンジをしたい時にも別の色味が邪魔してしまい綺麗に染まりづらくなってしまいます。
それならば、何もせずに伸びるのを待っておくのもい一つの手。
確かに今現在は緑色で思い通りの髪色ではないですが、時間がたてば綺麗な髪が生えそろって望みの色にすることができます。
利尻カラートリートメントを使ってから美容院に行っても髪は緑にならない【結論】
結果として利尻カラートリートメントでは髪は緑色にはなりません。むしろ性能としては抜群で
- 白髪の染まり具合
- コスパ
- トリートメントとしての性能
などたくさんのメリットがあります。
逆に緑色になってしまうのが銀塩系のカラートリートメント。数はあまり多くないですが、使用する際は裏面をしっかりと確認して
注意
- 硝酸銀
- 酢酸鉛
- 硫酸銀
- 硝酸塩
などの成分が配合されていないか確認して購入するようにしましょう。



