ブリーチをした髪って指通りが悪く、髪にカラーをする時と比べてパサパサしてないですか?
最近流行りである外国人風カラーや透明感のあるアッシュカラーにするためにブリーチを施術した方は多いと思います。
せっかくキレイなヘアカラーをいれていたとしても、髪がボサボサになってしまっては台無しです。

「ブリーチしたのに、髪にツヤなんて出せるの?」と思われている方もいるかもしれません。
結論から言いますと、だせます!
しかし、ブリーチで施術した髪にツヤを取り戻させるためにはひと手間かける必要があります。
それを一手間を助けてくれるのがトリートメントです。
- ブリーチ毛は健康な髪と比べてどうなの?
- なぜブリーチ毛にトリートメントが必要なの?
- ブリーチ毛におすすめのトリートメントの種類とは?
ブリーチをされている方や、髪にダメージがあるのを自覚している方はぜひ参考にしてください。
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この記事の内容
ブリーチヘアは健康な髪と比べてどうなっているの?
ブリーチをした髪は、指通りが悪くて、パサパサして扱いが大変です。
日常生活でアイロンを使う方はなおさら髪が痛んでしまって困ってしまいますよね。では、ブリーチをしたことで元々の地毛はどうなってしまったのでしょうか?
その答えはブリーチの仕組みを理解すればわかってきます。
ブリーチは髪に対して
- 浸透
- 脱色
といった作用を引き起こします。
浸透【閉じているキューティクルを無理やり開く】
このうちの“浸透作用”がキューティクルを開いて、ブリーチ剤を髪の内部に反応させる作用になります。
普段健康な髪の場合は髪の表面にあるキューティクルが閉じているため、髪の内部成分が外に漏れることはありませんし、外からの刺激からも守ってくれています。
なので、ブリーチ剤を髪の内部と反応させるためにはどうしてもキューティクルを一度開かせる必要があります。
脱色【黒色のメラニン色素を破壊】
皆さんご存知通りブリーチの作用のもう1つに“脱色作用”があります。
この脱色作用があることで、髪を明るくすることができて、新しい色を重ねたときにキレイに発色させることができるのですが、この脱色作用が実は問題なのです。
その他のカラー剤でも髪を明るくする脱色作用が含まれているものが多いのですが、脱色するということは、
「元々髪にあったメラニン色素を無理やり削りとる」
ということです。
つまり、髪の毛の色を決めているメラニン色素を削ることで脱色しているので
黒→橙→黄色
といった形で髪の色を変えることができます。
ただ、ここで削るのがメラニン色素だけであればいいのですが、一緒にキューティクルにダメージを与えてしまい、髪の内部の成分が一緒に流出してしまうのが脱色作用の難点です。
自前のメラニン色素を抜くというのは、簡単ではありません。


なので、ブリーチを使った後の髪では使う前の髪と比べてキューティクルが傷つき、髪の内部成分が流出してツヤがなくなり、乾燥してパサパサしやすくなってしまっている状態になっています。
ブリーチヘアになぜトリートメントが必要なの?
ブリーチをした髪を簡単に表すと
- 表面のキューティクルが剥がれてボロボロ
- 髪の内部もブリーチに破壊されてボロボロ
- 栄養分が流れ落ちてしまっている


瀕死状態のブリーチをした髪はパサパサで指通りも悪くなってしまって、毎朝のスタイリングが億劫になっていませんか?
パサパサな髪にツヤをだすためにアイロンを通すものの、そのアイロンを通すという作業自体がまた髪を痛めてしまって負の連鎖になってしまっている方も少なくないと思います。
できるのであれば、アイロンを通さないでもツヤのあるサラサラの髪になりたいですよね?
毎日時間をかけなくても理想的なヘアスタイルになるのであれば、その方法を知りたいと思いますよね。
その方法の1つがトリートメントをするとことです。
トリートメントには
- 流れ出て位待った内部物質を補充する働き
- 擬似キューティクルを作ってくれる働き


流れ出てしまった内部物質を補充するはたらき
髪の内部物質には水分を髪にとどめるはたらきのあるものもありますので、その内部物質を補充することで、髪に潤いが戻ります。
潤いが戻ることにより髪が引っかかり辛くなって
- 乾燥してパサパサする
- 乾燥して髪が広がる
ことが少なくなります。
また髪の内部の水分・栄養分をとどめておく部分も擬似的に再生してくれるので水分・栄養分も流失し辛くなり髪にハリコシも出やすくなります。
疑似キューティクルを作ってくれる
疑似キューティクル作用をもったトリートメントであれば、ブリーチによって破損してしまったキューティクルを修復することが可能です。
つまり、トリートメントを使用することによって擬似的に髪にツヤを出してくれて保護をしてくれるキューティクルを作って、髪を健康な状態に近づけます。
ここで一時的にという言葉を強調したのは、あくまでも一時の効果持続であり、永続的に髪が元通りになることは難しいからです。
髪は死んだ細胞なので、一度破壊してしまった髪はもとに戻すことはできません。
ですが、日本人であれば毎日シャワーを浴びると思うので、そこで髪にトリートメントをするというひと手間を付け加えてあげることで、髪を元の髪の状態に戻すことが可能です。
ブリーチヘアに効果のあるトリートメントを選ぶポイント
トリートメントをしたほうがいいことはわかっているけど、どのトリートメントを選べばいいかわかりませんよね。友達とかにおすすめのトリートメントを紹介してもらったけど、自分とは髪の状態が違うので合わなかったというパターンもあります。
ブリーチをしている方に向けて相性のいいトリートメントの種類を紹介していきます。
比較的効果が期待できない相性の悪いトリートメントは、薬局で売られているシャンプーとセットになっているような安価なものです。


またブリーチヘア向けのトリートメントを使うとびっくりすることが多いです。
薬局でシャンプーとセットで売られているようなトリートメントはブリーチをしている方を想定して開発されていません。
補修効果があったとしても、健康毛もしくは日常でのドライヤーやちょっとしたアイロンでのダメージを負っている程度の髪をターゲットに作られています。
ですので、そもそもブリーチをしている髪をしっかり補修できなくて当然といえば当然になります。
髪のトリートメントの代わりにハンドクリームをつけるかたはいませんよね?
なぜならハンドクリームは手を補修する目的で作らていますし、それをみなさんは知っているから手にはつけるものの、髪にトリートメント代わりでつけないと思います。
それと同じことで、ブリーチをした髪にはブリーチでダメージを負った分補修してくれるトリートメントを選ぶ必要があるのです。
そうではないトリートメントでも、髪質によっては相性がいいトリートメントも探せばあるかもしれませんが、探す時間と試しで購入する金銭面を考えてもコスパは悪いです。
それならば、最初から相性がいいとわかっているトリートメントを選んで購入したほうが賢明でしょう。
さて、ここまで解説したので察しのいいかたはわかったかもしれませんが、ブリーチしている髪に相性のいいトリートメントとは“ハイダメージ毛を想定した内部補修やキューティクルの補修をしっかりしてくれる”トリートメントになります。
ブリーチヘアにおすすめトリートメント5選!
ではブリーチした髪におすすめのトリートメントをご紹介します。
いくつか種類があるので参考にしてみてください。
クイーンズバスルーム システムトリートメント
こちらのトリートメントは、ハイダメージ毛に特化したシステムトリートメントとなっています。
システムトリートメントとは、1つのトリートメントをつけて終わりというわけではなく、複数のトリートメントを決められた工程順で塗布していくトリートメントになっていて、通常の1種類のトリートメントよりも高い効果が期待できるトリートメントです。
美容室などでトリートメントをした方は想像しやすいと思いますが、何回かに分けて髪にトリートメントをつけていませんでしたか?
それが、システムトリートメントになります。
美容室でするトリートメントと近いクオリティのトリートメントをご自宅ですることができます。
クイーンズバスルームのシステムトリートメントは2ステップ(2工程)でのトリートメントになっているのでその各工程での役割について簡単に紹介していきます。
step
1加水分解ケラチン(PPT)という毛髪や爪を作っている成分を髪の毛に足してハリやコシを毛髪を復活
加水分解ケラチンは毛髪を作る成分であるので、髪の中に存在していた内部成分ですが、ブリーチによって流出してしまった分をまた補充する形になります。
step
21で入れた栄養分を流失させないように蓋をする
メドウフォームという種子油から得られたオイルベースに作られたものを工程1のトリートメントの上から重ねることで工程①で行った髪の内部補修が髪の中に持続するようにふたをします。
2ステップでわけて、内部補修をする工程とその効果を持続させる工程に分けてつけることによって1ステップで得ることが難しいトリートメントの効果を実現しています。


LUX(ラックス)/スーパーリッチシャインダメージリペア
こちらはCMでも有名なラックスのワンステップ集中トリートメントになっています。
ラックスの商品は多くのモニターの声を参考にしてつくられているので、こちらの商品もそんな消費者の声をふんだんに取り込んだ商品となっております。
この商品のコンセプトが保湿・補修・キューティクルケアの3つ特化したトリートメントとなっているので、ブリーチで髪を痛めかたでも十分におすすめできるトリートメントとなっております。
BOTANIST(ボタニスト)/ボタニカルヘアマスク
こちらは、自然由来の原料を主に使っているヘアトリートメントになります。
今流行りであるオーガニックトリートメントですね。
このボタニカルヘアマスクトでは、ブリーチによって流出してしまった成分を補充するように、シュガースクワランやセラミドといった成分が疑似内部成分として髪を補修します。
先述させて頂いた、疑似キューティクルを生成することができるトリートメントですね!
サロン級にケアができると口コミ多数のトリートメントでもあるので、おすすめの商品となっています!
KERASTASE(ケラスターゼ)/ソワンドフォルスN
世界中のヘアサロンで商品が取り扱われているケラスターゼのソワンドフオルスNという商品もおすすめです。
こちらのトリートメントでは、多くの補修成分が配合されているのが特徴となっており、髪のダメージをケアしてくれること間違いなしです。
どのトリートメントにも配合されているカチオン性の成分はもちろんですが、ビタトップシールという特殊な成分も配合されており、髪の表面を保護してダメージから髪を保護してくれます。
トリートメント後の髪を保護してくれる効果も期待できるトリートメントとなっています!
ルベル / イオ ディープマスク
サロン向け製品を多く開発しているルベルからでているイオシリーズのディープマスクになります。
こちらのイオシリーズは洗い流さないトリートメントでも効果が高いと評判になっているシリーズになっています。
内部補修効果はもちろん、くせ毛の方にも対応しているのがこのトリートメントの特徴になります。
また、このシリーズは匂いも個人的意見ですがかなりいい匂いなので、匂いフェチな方にもおすすめしたいです!
まとめ
ブリーチをしなければ、希望の色にならないこともあるので、ブリーチをすること自体は全く問題ないのですが、その後のケアがとても大事になってきます。
今回紹介させて頂いた商品は全て集中ケアになるので、ハイダメージで集中トリートメントをしたにも関わらず、次の日にはパサパサになってしまうという方以外は4~5日に1回でよさそうです。
適切なトリートメントを使用して、気持ちのいいヘアライフを送りましょう!
現役美容師おすすめの洗い流さないトリートメントはこちらをチェック:現役美容師おすすめ!4種類のタイプから選ぶ洗い流さないトリートメント20選