この記事では”髪がダメージする原因と対策”をご紹介します。
髪のダメージ。女性の悩みです。
「しっかりとケアをしているのに髪が痛む。」
「いつの間にか髪が傷んでる」
「髪がパサパサゴワゴワ」
そんなことはありませんか?身に覚えのあるダメージから身に覚えのないダメージの原因は様々。
原因を知っているだけでも予防ができますし対策ができます。
ではみなさんが知っているダメージの原因から知らなかった!って原因を対策と一緒にご紹介していきます。
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この記事の内容
はじめに知っておこう。髪がダメージする仕組み
髪は海苔巻きのような構造になっていて外側の組織から
キューティクル(海苔)→コルテックス(ご飯)→メデュラ(具材)
の順にできています。
まずはキューティクルが刺激されて剥がれ、コルテックスから栄養分が抜けてしまい髪がスカスカになり、メデュラが耐えきれなくなり切れてしまいます。
髪は大切な脳を外的刺激から守るために存在しており、ダメージすることは仕方ないこと、むしろあなたをしっかり守ってくれたから傷んでしまっているとも言えます。
ダメージすると髪はどうなるの?
ダメージすると髪は
なんか手触りが違う?
↓
髪をコーミングをすると引っかかる
↓
艶がない、パサパサとして弾力がない、引っかかる、枝毛になる
↓
濡らすとゴムのようにに伸びる、引っかかり、艶もコシもない
↓
引っ張ると切れる
といった具合に悪化していきます。
髪は死滅細胞なので、トリートメントなどのヘアケア剤で復活することはなく、髪はダメージしていく一方です。
髪には体力があり、生えてきた時が100%でに切れるくらいまで傷んでしまうと体力がゼロになってしまう。
って思っておいてください。
なんで痛むの??髪がダメージする原因と対策
髪がダメージする原因は
- パーマ、カラー
- 熱
- 摩擦
- 海、温泉、プール
- 静電気
- スタイリング剤
- 乾燥
- 濡れたまま放置
- 紫外線
- カット
と様々。一つ一つ解説していきます。
パーマ、カラーの薬剤
髪は本来、弱酸性ですがパーマ、カラーは薬剤がアルカリ性のため、髪との相性がよくありません。
髪がアルカリ性に傾くとキューティクルが開き、薬剤が浸透していきます。しかし、キューティクルが開いている状態は、そこから栄養分も抜けてしまいます。弱酸性に直さなければ、キューティクルは閉じないため、栄養分は抜け続けます。
また、カラーはブリーチで、メラニン色素を壊す、という作業をしてから色を入れて発色しまう。その時に髪の栄養分であるタンパク質や保湿成分のCMCを取り除いてしまいます。
そのため、パサつきやすくなります。
対策:カラー、パーマの頻度を減らす、カラー、パーマ用のシャンプーを使ってあげる
対策としてはカラー、パーマをしないことが一番。髪がダメージすることをしてるわけですから。しなければ髪は痛みません。
おしゃれしたいしそれは無理ですよね。
なら頻度を減らしてあげましょう。
カラー
全体染めは2ヶ月に1回が目安。間に根元だけ染めるリタッチを挟む。
パーマ
3ヶ月に1回が目安。パーマをかけるたびに毛先は少しだけどもいいから切る。
これだけでもダメージは大分改善されます。
またカラー用のシャンプー
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パーマ用のシャンプーを使ってあげることも大切です。
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コテ、アイロン、ドライヤー、デジタルパーマの熱
髪は熱に強いタンパク質と言われていますが、熱に当たると熱変性をしてしまいます。
生肉からステーキにする感覚と一緒です。
髪はだいたい60℃から熱変性を起こし、熱変性を起こすと髪は硬くなります。硬くなった髪はしなやかさを失い、手触りが悪くなりパサつきます。
200度超えなんてもってのほか。
熱が加わりすぎると、髪がカチカチになり、切れやすくなります。
ステーキの方が、生肉よりカットしやすいですよね?
そしてコゲコゲになると髪も同じく炭化してしまい、最後には焼き切れてしまいます。
はじめに言ったように、髪は熱に強いため切れるまで行くことはそうそうないのですが、
髪が炭化すると、カラーの発色に透明感がなくなってしまったり、パーマがかかりづらくなったりとダメージで扱いにくくなる以外にもデメリットがあります。
対策:温度は低めにする。ヒートプロテクト成分のシャンプーを使ってあげる。
髪を巻かない、アイロンをしないことが一番良いのですがそれは無理。
もし使うときは温度は低めに設定して使ってあげましょう。目安はだいたい120度。
温度を低くすると。巻きづらくなったり、真っ直ぐになりづらくなったりしますが、一度に巻く、アイロンする毛束を少なくして、温度よりも回数で対応してしてあげましょう。
また常に熱を髪に当てる方はヒートプロテクト成分配合のシャンプーを使用してあげると、熱ダメージを軽減することができます。
髪にあっていないシャンプー
毎日しているシャンプーはダメージの原因になってしまいます。
シャンプーは髪、頭皮の汚れを取り除くために存在していて、その洗浄成分がダメージの原因となっています。
特に”石油由来の洗浄成分”が洗浄力が強く、刺激が強いため、髪の水分、油分を取り除きすぎて髪がパサついてしまいます。石油由来の洗浄成分は安価なので値段の安い市販のシャンプーに使われていることが多ので気をつけましょう。
これが石油由来の洗浄成分です
・「~硫酸」
・「アルキル~」
・「スルホン酸~」
また髪がすごく傷んでいるのにスカルプケア用のオーガニックシャンプーを使っていたりと
現在の髪の状態とシャンプーの効果
が合っていないといくらいいシャンプーを使っていても髪が傷んでしまいます。
対策:質の良い、髪の状態に適したシャンプーを使う
まずは石油由来の洗浄成分の配合されていない質の良いシャンプーを使ってあげることが一番重要です。
また現在の髪の状態に合ったシャンプーを使ってあげましょう。
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ブラッシング、枕ですれるなど様々な摩擦
摩擦も実は髪がダメージする理由です。
ブラッシングをしすぎたり、寝返りを打つ際に枕で髪が擦れてキューティクルが剥がれ髪がダメージしてしまいます。


それはほとんどが摩擦で髪が擦れてしまいそのまま結ばれています。髪がダメージしていなければ髪の弾性で元に戻るのですが、傷んでいる髪だと戻る力が足りずにそのまま結ばれてしまいます。
対策:クシの目は粗いものにする。髪は結んで寝る
髪をとかす時は目の粗いものを使用し、なるべく摩擦が少ないようにしましょう。材質はプラスチックでなく、木や動物の毛でできているものが、摩擦も起こりにくく、材質のオイル成分が髪をコーティングしてくれるのでオススメです。
寝ている時に髪が擦れるのは無意識にしていることですし仕方がないことですが、髪を結んで寝ると、擦れる部分が最小限に抑えることができるのでオススメです。
海、温泉、プール
夏プールや海に行ったら髪がギシギシになって髪が傷んだ、色がものすごく抜けたってことありませんか?
美肌の湯に入ったはずがなぜか髪がギシギシになったってことありませんか?
海、温泉はアルカリ性に傾いており、アルカリ性は髪と相性が悪く、キューティクルが開いたままの状態にし、髪の栄養分が内部から流失してしまいます。また濡れている状態で、髪が敏感なのでよりダメージの原因になってしまいます。
プール自体は中性で髪には問題のないのですが、消毒として混ぜられている塩素が問題、塩素には、漂白作用がありその成分が髪をダメージさせてしまいます。
水泳選手って髪が明るくなっている人が多いですよね。それって髪を染めているのではなく塩素で色が抜けてしまっているのが原因です。


対策:髪をなるべく水につけないようにする。あがったらしっかりとシャワーを浴びる
対策はなるべく髪を水につけないことが一番。それが無理な場合は髪を結んだり、プールならキャップを被り、髪が水につく面積をなるべく減らすようにしましょう。
あがったあとはしっかりとシャワーを浴びて洗い流すようにしましょう。できたらシャンプー、トリートメントまでできるとベストです。
静電気
静電気も髪がダメージする原因の一つ、静電気で髪のキューティクルが剥がれやすくなってしまい、髪が傷んでしまいます。
乾燥した季節になると静電気が起こりやすくなるため冬は特に注意が必要です。
対策:洗い流さないトリートメントをつける
静電気が起こるのは髪が乾燥しているから。洗い流さないトリートメントをつけて髪をしっとりとさせて静電気が起こらない髪にしてあげることが大切です。
また髪をとかす時は、木、動物性の材質のクシが静電気が起こりにくくオススメです。
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スタイリング剤
スタイリング剤自体はさほど髪に悪影響を及ぼさないのですが、スタイリング剤をつけたままにしてしまうと髪についたスタイリング剤が酸化し、それがダメージの原因となってしまいます。
またスタイリング剤で固まった髪を無理やり動かすとくっついている髪のキューティクルが剥がれてしまい、ダメージの原因につながります。
対策:必要がなくなったらスタイリング剤は洗い流す、強いスタイリング剤を使ったらあまり髪は触らない
スタイリング剤は言ってしまえば”髪のメイク”
寝る時までメイクはしませんよね?必要がなくなったら落としてあげましょう。
しっかりとキープするスタイリング剤を使ったらあまり髪は触らないように、落とす時もしっかりと洗い流してからシャンプーをしてあげましょう。一度で洗いきれなかったら2回シャンプをしてもいいですよ
乾燥
ご存知だとは思いますが髪が乾燥するのは髪から水分も抜けてしまいますし、表面もパサついてしまい、髪のダメージの原因に常がります。
乾燥することで静電気も起こりやすくなりますし、何もいいことはありません。
対策:洗い流さないトリートメントをつけてしっかりと保湿する
乾燥から髪を守るためには洗い流さないトリートメントが一番。しっかりと保湿してあげて乾燥から守ってあげるようにしましょう。
乾燥するからといって髪濡れたまま放置することは禁物。濡れた髪は敏感ででメージしやすく、自然乾燥してしまうとキューティクルが開いたまま乾燥し、さらにダメージにつながります。
濡れたまま放置
濡れた髪は敏感で一番でダメージしやすい状態。キューティクルが開いてしまい栄養分も抜けますし、カラーをしている場合は色素も抜けてしまいます。
濡れた髪はしっかりと乾かしてあげる
髪が濡れている状態をなるべく少なくしてあげましょう。そのためには、髪をしっかりと乾かすことが大事。
髪を乾かすことによりキューティクルがしまってくれますし、敏感な状態から脱してくれます。髪を乾かすことでまとまりも出ますし、スタイリングもしやすくなり悪いこと花にもありません。
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紫外線
髪が紫外線を受けることにより、髪を構成しているアミノ酸が酸化し別の物質に変化してしまい。髪を構成しているケラチンタンパク質がダメージしてしまいます。
また髪が過剰酸化して生成されるシステイン酸が分泌されそれがダメージの原因となります。
特にプールや海水浴など髪が濡れている状態になるとシステイン酸の生成が加速されダメージが大きくなるため注意しましょう。
帽子をかぶる、髪の日焼け止めをつける
日差しを浴びないことが一番!と言いたい所ですがそれは無理がありますよね。
帽子を被り、髪がなるべく紫外線に当たらない状態にしてあげることが大切です。
特に髪の日焼け止めが販売されているので、それをつけてあげると、紫外線予防には最適です。
5月〜9月は1年の間でも特に紫外線が強いため知ったりと対策をしてあげましょう。
セルフカット
実は意外なダメージの原因がセルフカット。髪を切るとダメージ?と思われがちですが、切れ味の悪いハサミで髪を切ることが問題です。
美容師さんの使っているハサミはものすごく切れ味がよく、髪を切った後の断面図はすごく綺麗です。
ですが普通のハサミはもちろん美容師さんが使うハサミよりも切れ味が悪く、断面図がすりおろしたようなボコボコの断面図になってしまいます。
断面図がボコボコだと髪が空気に触れる部分が増えてしまいそこから栄養分や水分も流失してしまいます。
対策:こまめに美容院に通う。自分で切る場合はなるべく切れ味のいいハサミで切る
こまめに美容院に通って自分で髪を切らないようにしましょう。髪を切る目安としては
ショート→1〜2ヶ月に一度
ミディアム→2〜3ヶ月に一度
ロング→4〜6ヶ月一度
くらいのペースがベスト。あまり期間を開けすぎるとヘアスタイルも乱れてきますし、定期的にケアしてあげましょう。
髪を伸ばしている場合でも、毛先1cmでも切ってあげると綺麗に髪が伸びてくれます。


ハサミはアルミホイルを切ると切れ味が少しよくなるよ!あくまでキッチンバサミや工作バサミだったらね。美容師のハサミは絶対しません。
ちなみに髪が綺麗に切れる切れ味の基準は濡れたティッシュが綺麗に切れるか切れないか。
綺麗に切れたら髪の断面図も綺麗に切れるよ。
まとめ
髪のダメージはある程度は仕方のないもの、でも原因を知ってあげて対策をしてあげることでダメージを減らすことができます。
ダメージをの原因を取り除いてあげて綺麗で艶々の髪を目指しましょう!
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